ミディアムアクア 一滴の「永遠の命に至る水」を夢見て
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「一日のうちに四季がある」。
英国の目まぐるしい天候はこう表現されますが
地元でもいつになく急変する空模様に翻弄された一週間を過ごしました。
早朝に雷が鳴り激しい雨が降り続くと、午後には温かい陽光が射し、
夕刻は再び暗い雲が立ち込め、冷たい風が吹き抜ける。
移りゆく空模様は
自然現象の変化というだけではなく、
加速する日々の出来事や人それぞれの感情の移り変わりをも意味する
私たちを取り巻く大きな変化の渦の象徴のようにも感じます。
「変化」とは劇的であるほど深く巻き込まれますが
私たちの意識は何れ淘汰され、
より明瞭なものへと成長を遂げてゆくと言われます。
目の前で次々と展開する避けることの出来ない事象に遭遇し
人は自らの経験や智慧を総動員させながら
時に愛着あるものや人間関係を葛藤と共に手放し
新たな自分へと生まれ変わってゆくのかもしれません。
いま、多くの方がその大きな転換期に差し掛かっている、そう感じています。
過日、帰路につくいつもの黄昏時は天気雨となり
山から吹きおろす北風の中、足早に家路を辿れば
気付けば見慣れた街並みの上空には
これまで見たことがないほどの見事な虹がかかっていました。
思いがけない天からの贈り物は、私のみならず、
目の当たりにした人々の心に希望と感動をもたらしたに違いありません。
そして、
人生の霹靂の後には光さす心穏やかな瞬間が待っている、
そう信じています。
皆様の心が平和と共にありますように。